鏡を見て「最近おでこが広くなったような…」「ひょっとしたら薄くなってるかも?」と思うと不安になってしまいますよね。
若い世代の薄毛、いわゆる「若ハゲ(若年性脱毛症)」は何が原因で起こるのでしょうか。
この記事では若ハゲに悩む方へ向けて、その主な原因や予防・対策方法をご紹介します。
また近年では食文化の変化や私生活のストレスなどで、「女性でも薄毛の悩み」を抱える方が多い傾向にあります。薄毛対策に迷っている方はぜひ情報を参考にしてみてください。
若ハゲは珍しい症状ではない
若い世代で薄毛に悩んでいるのは少数というイメージがあるかもしれません。
けれども、実は若ハゲは珍しい症状ではありません。どのくらいの人が悩んでいるのかみていきましょう。
薄毛に悩んでいる人は2人に1人
とあるクリニックが2017年に実施した20~50代の男性33,500人を対象としたアンケート調査によると「過去薄毛に悩んだ経験はありますか?」という問いに対し、「はい」と答えた方が43.2%という結果になっています。
つまり約2人に1人が薄毛に悩んだ経験があるということです。
20代男性の3人に1人が薄毛に悩んでいる
上記アンケートの回答を世代別に見ると、20代男性でも約3人に1人(33.6%)が薄毛に悩んでいるという結果になりました。
また、「薄毛に悩み始めたのは何歳からですか?」という質問の20代平均は21.6歳でした。かなり若い世代も薄毛に悩んでいることがわかります。
20代女性の5人に1人が薄毛に悩んでいる
女性も全体の19.6%が10代〜20代で薄毛に悩んでいるという結果になり、その割合は約5人に1人です。
若ハゲの症状とその原因
若ハゲには主にどのような症状があるのか、また原因についてみていきましょう。
若ハゲの主な症状
まずは、どのような若ハゲの症状があるのかを紹介します。
- O字ハゲ
O字ハゲは男性ならではの薄毛症状で、頭頂部のつむじあたりから薄くなっていくタイプです。自分では気づきにくい場所なので、人から指摘を受けて気づく場合が多いでしょう。
つむじの地肌が見える部分が広がってきている場合は、O字ハゲの兆しである可能性があります。
- M字ハゲ
M字ハゲも男性ならではの症状で、左右のこめかみあたりから後退するように薄くなっていきます。正面から見るとM字のように見えるのが特徴です。
O字ハゲも同時に引き起こすと、やがてつながって後頭部と側頭部の毛髪だけ残るU字状態になる場合もあります。
- びまん性脱毛症
女性に多い症状で、頭皮の血流が悪化したり、女性ホルモンの分泌が減少したりすることで起こる脱毛症です。
男性のように頭頂部が丸く薄くなっていったり、生え際がM字に後退していったりするのではなく、全体的に髪の密度が低下していくのが特徴です。
- 牽引性脱毛症
牽引性脱毛症はポニーテールやお団子ヘア、編み込みなど、髪が継続的に引っ張られるヘアスタイルによって抜け毛が増え、薄毛になることを指します。
長時間にわたり毛根に負担のかかるヘアスタイルをすることで頭皮の血行が悪くなることも、抜け毛につながります。
若ハゲになる主な原因
髪が薄くなる原因にはホルモンや生活習慣の乱れなどさまざまな理由があります。
若ハゲになる主な原因は以下です。
- AGA(男性型脱毛症)
AGA(男性型脱毛症)とは、生活習慣や遺伝が原因で成長期・退行期・休止期が繰り返されるヘアサイクルが乱れることによって起こる男性ならではの薄毛症状です。AGAの罹患者は全国に1000万人以上いるといわれています。
男性ホルモン「テストステロン」が還元酵素「5αリダクターゼ」の働きによって、さらに強力な男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変わることによりAGAは発症します。ジヒドロテストステロンは脱毛ホルモンとも呼ばれています。M字やO字の薄毛症状が見られる方はAGAを発症している可能性が高いです。
中年の男性にAGAの症状が現れた場合、壮年性脱毛症とも呼ばれます。AGAというと中年の男性が悩んでいるイメージが強いですが、男性ホルモンが関係しているため、20代でもAGAになる可能性はあります。ただし、製薬会社や研究者が公表している年齢別AGA発症割合を見ると、20代での発症割合は10%以下です。
情報によって数字にばらつきはありますが、どの情報を参照しても、30代の発症率は20%を切っています。
若ハゲの場合、薄毛原因が男性ホルモンである可能性は、高いとは言えません。従って、遺伝子検査で自分の体質を知り、必要な処置を行うことをお勧めします。
- FAGA(女性男性型脱毛症)
女性も少量ではありますが男性ホルモンを持っています。通常なら女性ホルモンがあるため薄毛を防げますが、加齢やストレスが原因で女性ホルモンの分泌が減少し男性ホルモンが増える場合があります。このようにホルモンバランスが崩れると、薄毛になってしまうのです。
FAGAを発症すると、男性のように頭髪の一部が抜け落ちてしまうのではなく、「髪全体の密度が低下する」「髪が細くなる」といった症状が発現します。
ストレスは円形脱毛症の一因になるともいわれています。女性で若ハゲを気にする方はストレスのかからない生活を送るように心掛け、上手な発散方法も見つけましょう。
- 食事や過度なダイエット
女性ホルモンにはヘアサイクルを整え、健康的な髪を保つ働きがありますが、過度なダイエットや食生活の乱れで栄養不足・脂質過多になると減少します。
女性ホルモンが減ってしまうと、髪が抜けやすくなったり細くなったりと髪全体のボリュームがダウンしてしまいます。
また、油っぽい食事が多くなると頭皮の皮脂が過剰に分泌され、毛穴が詰まり、頭皮環境が悪化する原因にもなるので注意が必要です。
- 睡眠不足
髪を育てるためには良質な睡眠も欠かせません。
髪を作り出す成長ホルモンは睡眠時に多く分泌されます。眠りに入ってから3時間以内は特に多く分泌されるといわれているので、深い眠りにつけるようにリラックスすることが大切です。
部屋を暗くしたり、寝る前のお酒やスマホを見るのを控えたりして、質の良い睡眠が取れるよう意識しましょう。
- 過度なカラーやパーマ
過度なカラーやパーマは髪と頭皮に負担をかけてしまい薄毛の原因になります。
アルカリ性ヘアカラーは特に頭皮に負担をかけるため抜け毛につながります。せっかくオシャレのためにカラーやパーマをしているのに、髪の毛自体を傷めたり、減らしたりしてしまっては元も子もありません。
最近は髪や頭皮に優しいカラー剤などもあります。頭皮の状態を見ながら美容師さんと相談してみましょう。
若ハゲでお悩みの方にやってほしい改善・対策方法
「まだ薄毛になる年齢ではないはずなのに薄い気がする…」「女なのに髪の毛のボリュームが寂しい…」という方の中にはどのような発毛促進・薄毛対策をすれば良いのかわからないという方も多いでしょう。
ここでは若ハゲの方にやってもらいたい薄毛対策をご紹介します。何から始めればいいのかわからない方はぜひ参考にしてみてください。
シャンプーなどの普段のケア
毎日のことにもかかわらず、意外と間違った頭皮ケアをしている人は多いです。
髪や頭皮にダメージが蓄積されてしまう可能性があるので、抜け毛予防のために改めて確認しましょう。
- まずは予洗い
シャンプーの前に、お湯で髪や頭皮を洗う「予洗い」をする習慣を付けましょう。予洗いを36℃くらいのお湯で1~2分行えば、髪や頭皮の汚れや余計な皮脂をおおよそ落とすことができます。
40℃を超える温度のお湯では頭皮のダメージや乾燥の原因になることがあるため、ぬるく感じるくらいの温度で行いましょう。
育毛シャンプーを使えば頭皮環境の改善も期待できます。
- シャンプーを使って汚れをしっかり落とす
予洗いが済んだらシャンプーを使って洗います。シャンプーは手のひらで泡立ててから使いましょう。髪で泡立てると摩擦で髪にダメージを与えてしまう可能性があります。
髪や頭皮の表面の汚れは予洗いでおおよそ落ちています。指のはらでマッサージするように洗い、毛穴の汚れを落としましょう。すすぎ洗いも念入りに行ってください。
シャンプーが洗い流されてないとフケやかゆみなど頭皮トラブルのもとになります。
- コンデショナーは髪に馴染ませる
コンディショナーの主な役割は髪の保護や保湿です。髪になじませるために塗布したら少し時間をおきましょう。頭皮に塗っても効果はなく、むしろ悪影響を与える可能性があるので、なるべく付けないようにしましょう。
シャンプーと同様、洗い流し忘れは頭皮トラブルの原因になります。しっかりとすすぎ洗いをしましょう。
- ドライも大切
洗髪後のドライもとても重要です。髪を乾かさずに放置すると頭皮環境の悪化を招きます。まずはタオルドライでしっかり髪の水分を拭き取ってください。
この時、髪をタオルでゴシゴシと拭くのではなく、髪を押さえるようにして水分を吸い取ります。洗髪後の髪は普段よりも傷みやすいので優しく丁寧に行いましょう。
続いてドライヤーですが、髪からある程度の距離を置いて一か所に風が集中しないように乾かします。最後に冷風を全体に当てると髪のキューティクルが失われるのを防げます。
- 育毛剤を使う
育毛剤や発毛促進薬などのヘアケア剤・ヘアケア商品は、仕上げとしてドライの後に少し時間を置いてから、頭皮マッサージを兼ねてもみ込むように使いましょう。
毛穴まできれいになり、湯上りで柔らかくなった頭皮に育毛剤を使えば、より高い効果が期待できます。
育毛剤は用法用量を守り正しく使いましょう。
薄毛に見えづらい髪型にする
すぐに始められる対策として、薄毛が目立たない髪型にするという方法があります。
薄毛を隠すようにすると逆に目立ってしまうため、逆の発想をするのがポイントです。
【男性向け】
薄毛が気になる男性向けのヘアスタイルには以下の3つのポイントがあります。
・髪をのばさない
・サイドや襟足を短くする ・スタイリング剤でトップにボリュームを出す |
髪が長いままだと髪の重さで薄毛の部分が見えやすくなってしまいます。また、薄い部分をのばした髪でカバーするのも不自然になり、かえって目立ちます。
そのため全体的に短髪にした方が薄毛は目立たなくなります。さらに、サイドや襟足をスッキリさせることで全体的にメリハリがつきます。
トップの薄毛が気になる方は、ワックスなどのスタイリング剤を使ってボリュームを出す、ソフトモヒカンがおすすめです。
【女性向け】
薄毛が気になる女性向けのヘアスタイルには以下の3つのポイントがあります。
・コテやカーラーでボリュームを出す
・スタイリング剤でボリュームを出す ・カットの仕方でボリュームを出す |
男性とは違い、女性の場合はびまん性脱毛症のように全体的に髪のボリュームが不足する傾向にあります。そのため、さまざまな方法でボリュームアップを図る必要があります。
コテやスタイリング剤を使ってふんわりとボリュームが出るようにセットするのがおすすめですが、毎朝となると面倒という方もいるでしょう。
それなら、美容師さんにふわっとしたシルエットが作りやすいカットをしてもらいましょう。たとえば、前髪にボリュームを持たせるショートカットです。サイドをすっきりさせると、より髪の毛のボリュームがある印象になります。
育毛剤を使う
男性が薄毛になる原因には前述のようにAGAの場合が多々あります。AGAを発症すると、髪の毛の発毛や育毛が活発に行われる成長期が短くなり、髪の毛が十分に成長せずに抜け落ちてしまいます。つまりヘアサイクルが乱れてしまうのです。
育毛剤によってはヘアサイクルが乱れる原因のジヒドロテストステロン(DHT)の産生を抑制する働きがあります。そのため、使い続けることでヘアサイクルが正常な状態に戻ることが期待できるのです。
また、育毛剤には血行を促進するなど髪の成長に有効な成分が含まれている場合が多いため、健康的な髪を育てるための手助けとなります。育毛剤はヘアケア・頭皮ケアに効果的です。
病院に行って治療する
最近はCMなどでよく見かけるため、AGAクリニックでの治療を検討する方も多いのではないでしょうか。医師による遺伝検査、診断結果をもとに適切な薄毛治療を受けられるのは心強いことではあります。
しかし、薄毛治療の効果はすぐに出るわけではありません。効果を実感するには最低でも6ヶ月は通院する必要があるといわれています。
また、薄毛治療は保険が効かない自由診療のため、治療費が高額になりがちです。費用の相場は月に約15,000円〜17,000円とされていますが、病院によってはさらに高額になる場合もあります。社会人になりたてで、まだ収入が少ない方にとっては大きな出費となるでしょう。
ほかにも、AGA治療で使用するケースが多い男性用医薬品「プロペシア」には副作用の可能性というデメリットもあります。たとえば、男性機能低下や肝機能異常、抑うつ症状などです。
若ハゲに悩んだら育毛剤【ペルソナ】
若ハゲ対策をご紹介しましたが、髪型を変えることは育毛にはつながらず、病院での治療はお金がかかり副作用も心配です。そう考えると、育毛も期待できる身近な若ハゲ対策といえば育毛剤の利用ではないでしょうか。
とはいえ、育毛剤初心者にとって数ある商品の中からどれを選ぶか検討するのは難しいことです。
そんな方におすすめしたいのが育毛剤「ペルソナ」です。
女性も使用できる
育毛剤というと男性が使うものというイメージがある方は多いでしょう。
けれども、ペルソナは女性も使用可能です。ちなみに前述した「プロペシア」は女性の使用は厳禁です。サプリメントなどで女性の薄毛治療を行うクリニックもありますが、通院に抵抗がある方は多いでしょう。
また、育毛剤や発毛剤をドラッグストアで購入するのもハードルが高いものです。
ペルソナは中身がわからない梱包で配送されます。薄毛対策をしていることがバレたくない方にとってはこれも大きなメリットでしょう。
遺伝子検査により一人ひとりに適した育毛剤が使用できる
ペルソナは遺伝子検査を行った上で、その人にあった育毛剤を提供するサービスです。
病院に行かずとも「AGAリスク」「毛髪リスク」「頭皮リスク」を検査でき、さらに自分に合った育毛剤を使用できるのはペルソナならではの特性です。
継続して使用するとお得
ペルソナは継続利用がお得です。
病院での治療同様に効果を実感するまでにある程度期間がかかりますが、継続すると費用が抑えられるのは嬉しいポイントではないでしょうか。
1番人気でおすすめなのは6ヶ月の定期コースです。ひと月あたりの費用を抑えられるだけでなく、遺伝子検査費用も6回続けることで負担なしになります。
育毛剤の使用を検討している方は、まずは6カ月ペルソナを使ってみてはいかがでしょうか。
20代の薄毛にはさまざまな原因がある
今回は若ハゲの薄毛症状や原因、薄毛対策方法をご紹介しました。
若ハゲに悩んでいる方は実際のところ多いです。喫煙や過度な飲酒、さらには刺激の強いシャンプーなどの生活習慣が薄毛の原因になっている場合もあります。
自分の生活を見直しながら抜け毛対策、発毛対策を始めてみてはいかがでしょうか。早めに対策を開始することが薄毛改善への近道です。